走っている最中、いつの間にか雑念が消え、頭がすっきりと澄み渡る「無の境地」。
この状態を作り出す大きな要素の一つが
ランニングにおける「ピッチ(1分間あたりの歩数)の安定」です。
私のGarminデータを見ると、平均ピッチは「180spm」を記録しています。
しかし、私は走っている最中に「180spmにしよう」と数値を意識したことは一度もありません。
なぜピッチを意識しない方がリズムが安定し、思考がクリアになるのか。
今回はその理由と、自分に合ったリズムを見つける方法をお伝えします。
1. 平均ピッチ180spmは「意識して作るもの」ではない

まずお伝えしたいのは、「180spmという数字そのものを目指す必要はない」ということです。
ピッチを無理に上げようと意識すると、足元に余計な力が入り、フォームが崩れて怪我につながるリスクが高まります。
私にとって180spmという数値は、無理に作り出したものではなく、自分に合ったフォームでリラックスして走った結果として「自然と行き着いた平均値」に過ぎません。
プロのようにタイムを1秒でも縮めるレースであればピッチの調整は重要な技術ですが、日々のランニングで思考を整えたい市民ランナーであれば、数字よりも「自分が心地よく刻めるリズム」を優先するのが正解です。
2. なぜピッチが安定すると「無の境地」に入れるのか?

ピッチが一定に保たれると、走りに規則的なリズムが生まれます。
このリズムが、脳を動的瞑想状態(無の境地)へと導く鍵になります。
- ステップの安定 ➔ 呼吸が一定に整う
- 呼吸の整い ➔ 余計な雑念が消え、脳に思考の余白ができる
ピッチが揺らぐと、そのたびに身体はバランスを取ろうとして無意識にストレスを感じます。逆に、一定のリズムで足音が刻まれている時は、脳が「安全でコントロールできている状態」と判断し、リラックスしながら深い思考に入ることができるのです。
3. ピッチが乱れる「外と内」の原因と、思考がクリアになる環境
どれだけ慣れていても、ピッチが乱れて動的瞑想に入りにくくなる瞬間があります。
それは外部や内部からノイズ(障害物)が入った時です。
ピッチを乱す2つの要因
- 外部の要因(環境):
-
信号の点滅、対向者や車の存在、些細な虫や鳥。
足元やコースを急に変更せざるを得ない時にピッチは乱れます。
- 内部の要因(身体):
-
体が重い、疲労が溜まっている、怪我しているなど、自分自身のコンディション不良。
逆にピッチが安定している時は、対向者がいても事前にスムーズな走行ラインへ切り替えができ、信号で一度立ち止まっても、走り出せばすぐにいつものリズムへ戻ることができます。

柔軟に対応できるのです!
思考をクリアにしたい日は、「信号が少なく、人も少ないコース」を選び、外側と内側の障害物を極力排除してランニングに全集中できる環境を作ることが大切です。


4. ピッチを自然に安定させるための3つのステップ


では、ピッチを意識せずに「自然なリズム」を作るにはどうすればよいのでしょうか?



私が実践している3つのポイントを紹介します!
① フォームを整える(腕振りと体幹の位置)
ピッチをコントロールしようとするのではなく、まずは姿勢と腕振り、体幹の位置を意識します。
フォームが最適化されれば、身体の軸がぶれなくなり、足は自然と適切なリズムで前に出るようになります。
② 走っている最中は「考えすぎない」
走っている時に
「今のピッチはどれくらいだろう?」
「足の着地は正しいか?」
と考えすぎるのは禁物です。
考えすぎは筋肉の緊張を生み、フォームを崩す原因になります。
「フォームを保つ」「呼吸に意識を向ける」ということだけに集中しましょう。
③ 終わった後にGarminで「答え合わせ」をする
走っている最中は一切数値を気にせず、走り終わった後にGarmin Connectやお使いの計測デバイスでデータを確認します。



私はGarminというウェアラブルデバイスを活用しています。
「今日は気持ちよく走れたな」と感じた日のピッチデータをチェックし、自分の感覚と数値が一致しているかを答え合わせする程度で十分です。
5. まとめ:数字に振り回されず「自分最高のリズム」に乗ろう
180spmという数字は、あくまで一つの目安に過ぎません。
大切なのは、180という数値を目指すことではなく
あなたが最も疲れにくく、呼吸が楽に続く「自分のピッチ」を見つけることです。
無理な意識を手放し、フォームと呼吸に耳を傾けることで、自然とあなた固有のリズムが生まれます。
その心地よいリズムに乗れた時、走る時間は単なる運動から、最高のアイデアが湧き出る「無の境地」へと変わっていくはずです。















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